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お役立ち情報
2017年5月31日
クアラルンプール周辺の空港
<KLIA>
クアラルンプール中心街から南へ約60キロ、車で1時間の場所にあるKLIA(Kuala Lumpur Ineternational Airport)は、国際線、国内線のハブ空港として日系の航空会社も複数便乗り入れています。黒川紀章により設計され、1998年に完成したKLIAは出発ゲートの天井装飾などにイスラム的な色彩を持つ美しい空港です。国内線と国際線のゲートを持つメインターミナルと、国際線用のサテライトターミナルに分かれ、サテライトターミナルへは電車で移動します。
到着時はArrivalの矢印に沿って進むと入国審査ゲートにつきます。搭乗ゲートによっては、電車を利用し、かなり長距離を歩く必要があります。また、途中、エスカレーターを利用し、一つ下の階へ進みますのでご注意ください。入国審査はいつも混んでおり、1時間程度かかることも稀ではありません。外国人用、マレーシア人用、マレーシア人シニア専用、ASEAN諸国パスポート用、ビジネス・ファーストクラス利用者用、自動カウンターなど、いくつもの種類に複雑に分かれていますので、並び始める前に確認が必要です。その後、銀行の両替所やお土産販売店を抜けると、荷物のピックアップコンベアで預け入れ荷物を取り、税関へ進みます。ゴルフバック等の大きな預け入れ荷物がある場合は、専用のコンベアでの受け取りとなりますのでご注意ください。税関では、ランダムに旅客を選び荷物のエックス線検査をかけています(全員がチェックを受けるわけではありません)。税関を抜けると、待合場所に出ることができます。
空港タクシーを利用される場合は、税関を抜けた後、正面にある空港タクシーのカウンターでチケットを購入する必要があります。いったん待合場所まで出てしまいますと、戻ってこれませんのでご注意ください(外に出た後でもタクシーチケットカウンターはありますが、見つけにくいので税関通過後すぐのカウンターをお勧めします)。空港タクシーにはいくつかの種類がありますので、荷物の量や人数で適切な車をお選びいただけます。ごく稀に観光シーズンのピーク時など、全ての空港タクシーが出払っている場合があります。空港では一般タクシーの客待ち待機が禁止されていますが、この場合は一般タクシーを利用することとなります。空港タクシーカウンターで指示されますので、これに従ってください。
KLIA Expres(空港直通特急電車)を利用する場合は、地下ホームまで降り、チケット入手の上、すぐに乗車することができます。市内のKL Sentral駅まで行き、そこからタクシーあるいは在来線への乗り換えとなります。
出発時は一般的な空港と同じです。大きな預け入れ荷物のみ、チェックインカウンターとは別の窓口で預け入れます。チェックインカウンターの係員の指示に従ってください。なお、出国時は、各所でセキュリティーチェックが行われているため、時間に十分余裕を持って行動されることをお勧めいたします。また、ビジネスクラス等をご利用の場合、利用できるラウンジは様々に分かれているため、各航空会社のチェックインカウンターでご確認ください。
<KLIA2>
KLIAの隣に2014年にオープンしたLCC専用の飛行場で、Air Asiaの拠点空港となっています。国内線Air Asiaもここから出発します。搭乗ゲートによっては非常に長い距離を歩く場合がありますので、時間に余裕を持つことが必要です。空港と市内はKLIA Express、バス、タクシーの利用が可能です。
2017年現在、KLIA2を利用する航空会社は以下の通りです。
Air Asia
Air Asia X
Air Asia Thai
Indonesia Air Asia
Air Asia Philippines
Cebu Pacific
Tiger Air
Jet Star
KLIAとKLIA2は隣同士ですが、距離があるため、徒歩での移動は困難です。シャトルバス等の利用をお勧めいたします。
<スバン国際空港>
1956年に開港し、KLIAができる前までマレーシア国際空港として利用されていました。スバンジャヤから車で10分、クアラルンプール市内からも30分弱の好立地にあるため、近隣へのフライト利用客が多い空港です。シンガポールへの日帰り出張などでは、駐車場設備も簡単に利用できますので、とても便利です。2017年現在、ファイアフライ、マリンド・エアが就航しており、シンガポール、タイ、インドネシアの一部及び国内各空港との間でフライトがあります。ファイアフライを利用すれば、シンガポールやプーケットなどへはRM200程度のチケットもあるようです(シーズンや予約時期によって異なりますのでFireflyのウェブサイトをご確認ください)。