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2022年6月21日
バンコク賃貸【最近の賃料上昇推移レポート】スクンビット&チットロム
最近「アパートの賃料が高騰していて困る」とご相談をお客様から頂くことが多くなってきました。
弊社もお客様が希望の物件が見つかった際、オーナーに交渉するのですが、最近は中々譲歩してくれませんし、更新時は賃上げオファーを要求して来るオーナーも出て来ました。
そんな状況を数値化してみようと、バンコク賃貸住宅 日本人居住区一番人気【スクンビットエリア】と、単身者に人気の【チットロムエリア】における代表物件の募集賃料推移を2018年から2022年の今日まで集計してみました。
●スクンビットエリア
日本人駐在員に大人気サービスアパート「マリオット24」はなんと去年比+126.8%!!
続いて「オークウッド24」や「ジャスミンシティ ホテル」も家賃120%アップと相当上昇していることが見て取れます。
しかしプロンポン屈指の高級サービスアパートである「エンポリアムスイーツ」のみ同賃料を保っています。
アパート物件は基本的に短期で契約は出来ず1年契約となる為、観光客などの影響を受けにくく賃料は微増・横ばいとなっております。
ファミリーに人気の物件「バーンジャムジュリー」は5年間家賃下がらない相変わらずの人気物件です。
コンドミニアムは個人オーナー様の裁量で賃料が決められてしまう為、景気回復を感じたオーナー様達がこぞって上げているような感触です。
しかしコンドミニアム売買取引は買い気が乏しくコンドミニアムの賃料はしばらく横ばいが続くと予想します。
●チットロム&サトーンエリア
チットロム&ランスアン通りエリアでトップの人気物件「マグノリアス
ラチャダムリ」と「キンプトン マーライ」はどちらも昨年比120%超の上昇率です。
大使館エリアに立地する5つ星サービスアパート「オリエンタル レジデンス」はなんと集計物件中No.1上昇率の170%!!
1BEDで12万THBの募集賃料は長期では貸したくない、ホテルとして運営して行きたいオーナー側の考えの現れだと思います
シーロム&サトーンエリアはチャオプラヤ川から近く、より観光客増減の影響を受ける為、日本人居住者はそれ程多く無いにも関わらず、ほとんどの物件が賃料UPとなっております。
■まとめ
・去年の6月と比べバンコクの住宅募集賃料は20%近く上昇しています。
・しかしバンコクの賃料がピークであった2018年賃料と比べると、賃料は完全には元に戻ってはおらず今後も上昇する可能性があります。