お知らせ
2020年8月29日
9月 香港不動産ニュース
スターツ香港より「スターツ通信」のお届け 9月号
8月は、コロナウイルス第3波の対策として、自宅勤務を実施していらっしゃる企業様も多かったことと存じます。
自宅勤務も3回目となると、「リモートワークが可能である」という実感から「オフィスに毎日行かなくても働けるじゃない??」という発見から「広いオフィススペースは不要では??」という考え方が生まれ、オフィス利用方法の考え方に変化が生じてきているような気がします。
オフィススペースを半分、もしくは2/3に縮小したいという借替えのご相談が増えております。中には、所有オフィスを売却し、賃貸のオフィスへの移転などもございます。また、国家安全法制定の影響なのか、香港オフィスを縮小し、シンガポールなどへオフィスの立ち上げのご相談もございます。必要な時に必要は広さへ、フレキシブルに増減できるシェアオフィスのお問合せも増えてきております。
香港のコーワーキングオペレーターであるThe Deskは香港のホテルグループであるシャングリラのKerry Hotel(紅磡)6,600sqftを利用して、コーワーキングスペースを運営しています。ホテルもコロナの影響を最も受けた業種の一つです。オフィスオーナーも自宅勤務増加の中で影響を受けております。両者がコラボレーションすることで相乗効果を生み出す狙いです。ホテル客であるビジネス旅行客、起業家、又は地域の方々のシェアオフィスの利用だったり、ホテル側としてはシェアオフィスを利用される方がレストラン、スパ、その他の設備をご利用いただくことなどが期待されます。
今後もオフィス利用方法の変化は益々進むことが予想されます。
各企業様のオフィスを利用する面積が減るわけですから、空室率も高くなって参ります。アドミラルティーの7月の空率率は8%超えと過去最高値を付けました。そのため、賃料相場も下落傾向です。6月の政府発表のデータでのオフィス賃料平均単価はおおよそ、上環$70/sqft、中環$115/sqft、湾仔$74/sqft、北角$60/sqft、尖沙咀$51/sqft、旺角$70/sqft、九龍湾観塘$35/sqftとなっております。
現在の賃料相場もしくは、売却相場を御確認されたいなどのご要望がございましたらお気軽にお声かけください。