お知らせ
2020年12月3日
12月 香港不動産ニュース
コロナウイルスの第4波とみられる感染拡大が勢いを増してきております。
このコロナウイルスが仕事の習慣を変え、自宅勤務などの促進により、オフィススペースの空室率はとどまるところを知りません。
大手デベロッパーにおいても、所有オフィスやモールなどから入ってくる賃料収入の減収は痛手となってきているようです。
最大手デベロッパーの一つであるSwire Propertiesは太古に所有するCity Plaza Oneを98億香港ドルで売却したというニュースが出ております。
これは、2年前に売却したその近隣にビルの売却より18%ダウンしたHKD15,09/sqftの価格だったとのことです。
香港政府は11月26日より、非住宅不動産のDSD印紙税を撤廃しました。
これにより、オフィスを購入するときにかかる印紙税がかなり抑えられ購入し易くなります。
その為、非住宅物件の売買が促進されるのでは。。と言われております。
今回の税制改正を見越してか、地元不動産業者Centaline Commercialのデータによると、2020年11月1日~22日の非住宅の取引件数は318件の137億4000万香港ドルでした。これは同時期の昨年が208件の26億2000万香港ドルに比べると約1.5倍の件数になっています。
ここ最近、日系企業様より、ご所有のオフィスや倉庫などの非住宅不動産の売却相談や、価格査定相談が多くなってきております。
日本のご本社側からの売却価格の査定のご要望なども対応させていただいております。
売買相場を御確認されたいなどのご要望がございましらお気軽にお声かけください。
9月の政府発表のデータでのオフィス賃料平均単価はおおよそ、中環$120/Sqft, 湾仔$80/Sqft,
北角$48/sqft, 尖沙咀$78/Sqft、九龍湾観塘$29/Sqftとなっております。
賃料相場のお問い合わせもお気軽にお声かけください。
出典:South China Morning Post 11/25
https://www.scmp.com/business/article/3111121/buyers-and-sellers-return-hong-kongs-commercial-real-estate-anticipation