住まいエリア情報
2022年9月3日
これからどうなる?ビバリーヒルズのこれから。
ビバリーヒルズ(Beverly Hills)で、オフィスビル・マンションを含む再開発計画が発表されました。
セレブの豪邸が立ち並ぶ高級住宅街としても有名ですが、商業エリアの今後の開発にも注目です!!
ニューヨーク生まれの高級老舗百貨店「サックス・フィフス・アベニュー」の親会社であるHBCは、同百貨店のランドマークであるビバリーヒルズ店を中心とした約3.4エーカー(約4,200坪)の敷地を再開発する計画を発表しました。
このプロジェクトは、アメリカのカリフォルニア州ロサンゼルス・ビバリーヒルズの中で、ベッドフォード通りとカムデン通りの間にあるウィルシャー通りの2ブロックにまたがるエリアで、6つの不動産を包括するものです。
敷地内には、1930年代に有名建築家によって設計された歴史的建造物サックスビバリーヒルズなどがあり、現在靴売り場や駐車場となっている土地に、合計約14万平方フィート(約3900坪)のオフィスと68戸の住宅が建設される予定になっています。
その他、新しい小売店やレストラン、会員制クラブ、地下駐車場、公共オープンスペースなどが計画され、今後ビバリーヒルズの街が活性化していくことが期待されます。
このエリアは、世界的にその名を知られる高級ショッピングストリート、ロデオ通りから1ブロックで、更に、ロサンゼルス・タイムズ紙によると、将来地下鉄の駅もロデオ通りに整備されるということで、現在注目を集めています。
また、このプロジェクトは、ウィルシャー通りの南側に大きく面しているため、新しいビルと歴史的なビルのデザインは、ウィルシャー通りのシンボルとなります。
プロジェクトを牽引する
HBC Properties and Investmentsの社長兼最高経営責任者イアン・パトナム氏は「ビバリーヒルズの持つ魅力を維持しながら、周辺の遊休地を統合し、ウィルシャー通りを活性化することで、ビバリーヒルズをこれからも魅力ある商業の中心地にしていく」と述べています。
言わずと知れたリッチな街、ビバリーヒルズ。
このプロジェクトは5年計画で2027年完成予定ですが、その前年の2026年には別の開発プロジェクト「ワン ビバリーヒルズ」(開発規模:17.5エーカー(約21500坪))の一部として、東京でも大人気の世界的なラグジュアリーホテル「アマン ビバリーヒルズ」が開業します。
これからより盛り上がりを見せていく、カリフォルニア州ロサンゼルスのビバリーヒルズは、世界中の投資家たちからの注目度がさらに上がっていくエリアとなっていくでしょう。
参照記事)HBC plans housing, offices around Saks Fifth Avenue, Beverly Hills