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2021年11月23日
【スターツ北京ブログ/北京の空、空気の状況について】
北京駐在3年目を迎えた北京駐在員の山本です。
北京で来てみて、一番想像と相違があったのが、北京の空(空気)です。北京で数か月過ごしてみた感想は、「思っていた以上に空気がきれい、青空もこんなにきれいなんだ」です。北京には上記のような真っ青な綺麗な青空が存在し、しかも青空が稀ではなく、日常的に見ることが出来ます。私は赴任するまで『中国=大気汚染(空気が汚い)』というイメージを持っておりましたが、実際北京で生活をしてみて、『北京ってこんなにきれいな青空があるんだ??』とビックリしました。
長く北京に住んでいる中国人の方や、駐在員の方に聞くと『5年前ぐらいまでは、北京の空気はとても汚かった。PM2.5が400を超えるような日も普通だった。今は信じられないぐらい綺麗になった』というようなお話をよく聞きます。私が赴任した2019年11月以降も、PM2.5が200を超えるような日は稀で、50以下の日も多くあります。日本ではなかなか取り上げられませんが、現地のニュースでも『毎年、空気汚染が大きく改善している。空気がきれいな日数が増えた』という報道がされています。
参考までに、ここ数日のPM2.5指数と、実際の空の写真を下記の通りお伝えさせてもらいます。日本の冬の空の様にすっきりとしていて青空が綺麗なのもご理解いただけるのではないでしょうか。
比較的に冬は空気が汚い日と綺麗な日のギャップが多く、夏はたいてい空気が綺麗な日が多いです。みなさんがたまに耳にされる黄砂の到来があるのが春先で、2021年の春先にはPM2.5が2,000を超えるという日もありました(笑)。ちなみに黄砂到来の翌日には下記の写真のような青空が出てました。
PM2.5指数・・・37(中国北京)/20(日本東京)
※北京の冬は乾燥しており、雲がない真っ青な青空の日が多い。
【2021年11月18日】
PM2.5指数・・・159(中国北京)
※真っ白になっているというより、薄く霧がかかっているような雰囲気
とは言え・・・
日本の空気と、中国(北京)の空気を比較すると、やはり北京の空気の方が汚いのは事実です。世界中を見たときに、日本は先進国でありながらとても空気綺麗な国の一つですので、その国と中国を比較すると、どうしても中国の方が汚いという形になり、日によっては日本の10倍以上空気が汚いという計算になる日もあります。ただ、皆さんが思い描いているような環境ではないので、少しでもご安心してもらえればと思います。空気の汚染状況がどれぐらいなのか判断ができる携帯のアプリがあります。『IQAir/AirVisual』は携帯で簡単に全世界のPM2.5の状況を見ることができ、危険レベルまで表記しているのでとても安心できます。
【大気汚染レベル(PM2.5)状況検索アプリ】
■IQAir/AirVisual
https://www.iqair.com/air-quality-app