憩の園は1958年に開園された老人ホームです。『高齢化に伴いお年寄りにどんな障害があらわれても各自が認められ、愛され、その可能性を生かして最後までその人らしく生きられるよう、よい環境作りに専念する』ことを使命とし、74人のお年寄りが暮らしています。

　日系人の支援のために開設されましたが、今では『人種、宗教、国籍の別なく、物質的援助を必要とするすべての人々を対象』としています。

　サンパウロ市内からは１時間程度のグアルーリョス市にあり、修道院より寄付された元ファゼンダという施設には、緑が多く桜や池もあり、周りの市街地とはまるで別世界のようでした。

　入居者は介護の必要度によって、３棟に分かれて生活しています。

　施設はきれいで明るく、よく管理されており、大変良い印象を受けました。

　理事をはじめ多くのボランティアが運営を支援しており、バザーや祭りなどで働いている人たちはみんなボランティアとのことです。

　年に一度、８月にチャリティーバザーがあるので、訪問してみてはいかがでしょうか。

　（隣接地域には治安のよくない場所もあります）

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19年8月14日一部修正追加。