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2019年11月15日

サンパウロの害虫

　サンパウロも春になり、暖かい（暑い）季節になってきました。

　気温が上がった日の夕方には大量の羽虫が街灯に群がっていることを見たことがある人もいると思います。

　あの羽虫、白アリです……。

　サンパウロで被害にあいやすい害虫を紹介します。

〈蚊 Mosquito〉

　デング熱やジカ熱を媒介します。他の伝染病の媒介者となる虫です。

　ボーフラが発生しないよう、植木鉢の受け皿や空き瓶・缶などに水をためないように。受け皿の水はすぐに捨てる、または砂を入れておくなど、身近な対策を。

〈白アリ Cupim〉

　白アリに入り込まれると、知らないうちに木製の家具やドアをボロボロにされてしまいます。

　家の中に砂のようなものがポロポロ落ちていたら、白アリかもしれません……。

　見つけたら、オーナーか管理会社または弊社に連絡を。現場の写真を送ると、確認がスムーズです。

　殺虫剤を使うか、業者を呼んで駆除します。

〈ゴキブリ Barata〉

　排水溝や窓から入り込みます。サンパウロは暖かいので年中、活発に活動しています。

　殺虫剤を使うか、毒餌（Isca mata barataなどの名前で売られています）を置きます。

　サンパウロ郊外では餌になるゴキブリを追ってサソリが出る地域もあります。

　他にもノミやダニ、虫ではないですが、ネズミもいます。

　殺虫剤はInseticida（インセチシーダ）と呼びます。

　害虫駆除業者の名前はなぜか日本に関連のあるものをよく見かけます。オーサカ、キョート、ヒロシにケイコ。

　呼ばずに済むのが一番ですが、なんだか親近感がわかないでもありません。