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お役立ち情報
2024年10月10日
日本との相違点と注意点|ニューデリー(インド)
<電気>
電圧は220〜240V、周波数50Hz,コンセントの形状は3ピン丸型または2ピン丸型 (B3、BF、B、C)。日本製品を使用する場合はアダプタープラグや変圧器が必要。
電気ソケットは漏電しやすいため、濡れた手で触る事や電源スイッチを入れたままコンセントの抜き差しする事は危険(インドの場合、コンセントを差すだけでは電気はつかず、コンセントを差してから隣にあるスイッチもオンにして初めて電気が使えます)。
停電はまだあるインド。
コンドミニアムにはジェネレーターという電気を100%バックアップする発電機が設置されているので問題はないが、低層住宅の場合は、各建物、各フロアー毎に異なるため、アパート選びの際には確認が必要である。
今後、ディーゼル使用のジェネレーターに関しては、大気汚染などの問題から、インド政府から使用禁止となる可能性も全くゼロではない。
<水道水>
水道水は硬水のため、放置すると水滴が石灰化しガラスやタイルなどが白くなってきます。
硬水のみでなく水質が悪いこともあり、白い衣類は洗濯しているうちに黒ずんでくることがよくあります。
多くの家庭でROと呼ばれる浄水器を設置(ほとんどの場合はキッチンのみ)している。
インド人の方は浄水器のお水を直接飲用水としているが、日本人の方へは、米を研ぐ、パスタをゆでるなどの火を通すものへの使用をお勧めしている。
飲用水には、ウォーターサーバー設置のボトルウォーター(25リットル)やペットボトルをお勧めしている。(ペプシ社:アクアフィナ、コカ・コーラ社:キンレイ)
最近ではコンパクトタイプの軟水器をレンタルされている日系企業もある。
<ガス>
プロパンガスの場合、プロパン本体にある元栓を使用後に閉めた方が安全だが、元栓自体の作りはしっかりとしていない。
都市ガスの場合もメーター近くにある元栓を閉めた方が安全である。
ガスのホースは消耗品のため点検などにより交換も必要となるが、突然アパートを訪問してきて勝手に点検し、ホースの交換などを強制する業者もいるので注意が必要。
プロパンガスの場合、ガスがなくなってしまうとプロパンを交換する必要があるため、揚げ物などの途中でガスがなくなってしまうと不便である。
また、プロパンの交換には慣れが必要のため、メイドさん、ドライバーさんなどに手伝ってもらうことをお勧めする。
都市ガスの場合は交換などの必要はないため便利である。アパート選びの時に確認が必要である。
<ギザ(電気湯沸かし器)>
インドのアパートは部屋毎にシャワールームがあることが一般的で、シャワーのお湯はギザを使用する。
ギザは、日本の瞬間湯沸かし器とは異なり、スイッチを入れてから容量にもよるが30分から1時間ほどお湯が使用できるまでに時間がかかる。
ギザの容量は一般的には25リットル、ただ、デリー・グルガオンのように寒い時期がある地域では容量アップが必要となる。(容量をアップするためには、大きいギザの設置スペースが必要となるため、アパート選びの際に確認が必要である)
使用する水温や時間によって異なるが、シャワー時間が短めの方でも35リットル、長めの方や女性の場合は50リットルあると安心である。
バスタブが設置されている場合、ギザの容量とバスタブの容量が比例しないため、腰湯程度となる場合が多い。
夏場の暑い時期には、水道水の水温が高くなるため、ギザを使用せずともお湯が出ることも多い。
逆に暑くて水浴びをしたくても冷たい水が出ない。
キッチンにも5リットル程度の小さいサイズが設置されていることが多い。
※※※インドの住宅で起こる問題※※※
<水漏れ>
インドのアパート内で起こる問題で一番多いのが水漏れと言っても過言ではない。
築年数に関係なく起こり、新築物件の場合は、日常的に使用して発見できる初期不良の水漏れもある。
起こりやすい場所は、水回りはもちろん、エアコンの周辺など。
短時間で水漏れが広がる可能性もあるため水漏れを発見したら出来るだけ早く貸主に伝えた方がよい。
水関連の問題として、トイレの便器横に設置してあるジェットパイプと呼ばれるトイレ用ハンドシャワーのホースからの水漏れもよく起こる。
ホースから水が噴き出していても慌てず、ジェットパイプのホース設置個所にある蛇口を閉めれば水は止まる。
<エアコン>
暑い時期の長いインド。日本では冷暖房エアコンがあたり前だが、インドではまだ冷房のみエアコンが一般的で冷暖房エアコンの普及率は非常に低い。
北インドでは暖房の必要な時期もあるため、アパート選びの際には確認が必要である。
グルガオンのコンドミニアムでは冷暖房エアコンが標準設置されている物件も増えてきているが、室外機が1台ですべての部屋のエアコンをコントロールしているため、全エアコン同一モードで使用しなければならない。また、室外機が故障した場合は全エアコンが使用できなくなる。
暑さの厳しい時期や湿気の多い時期によく起こる問題としては、エアコン本体からの水漏れがあり、原因としては、エアコンの排水パイプの詰まりや年1回のメンテナンスをしていない、部品の破損などがある。
<窓ガラスやシャワールームのガラスドアの破損>
何も力を加えていない、触れてもいなくても、突然、ガラスが割れることが起こります。
原因としては、経年劣化、内外気温差、高温、ガラス強化のために使用されているガスの破裂、ガラス作成時の細かな傷や設置時にできたの傷などが考えられている。
トイレやシャワーなどを使用している際に、突然ガラスが割れ、ケガをしたという事例も起こっている。
<虫などの問題>
日本に比べて虫の発生は多い。
蚊はデング熱をはじめとする感染症を引き起こす原因ともなるため、アパートには定期的にペストコントロールの散布をお勧めする。
インド製蚊取り線香や虫よけスプレーなどで予防することも大切である。
小さな黒い蟻と赤い蟻の発生も多く、赤い蟻は皮膚を噛むこともある。蟻にもペストコントールは有効とされている。
鳩の糞や巣の被害は30階以上の高層コンドミニアムの部屋でも起こっている。
鳩除けネットなどで対策している方もいるが、コンドミニアムは景観を損ねないため、キッチンなど限られたバルコニーのみ設置可能としている。
ネズミやヤモリも時には発生する。
<その他>
日本では新築だから問題がない!インドでは新築だからどんな問題が隠れているかわからない!
<インドで本当に起こってしまったあり得ないようなアパート事故>
※突然、リビングの天井が落ちてきて、その日からアパートに住めなくなった。貸主がホテルを用意してくれたが子供3人抱えてのホテル暮らしは非常に困難を強いられた。
※エアコンのコンセントから出火し、壁一面が丸焦げになった。単身者だったため帰宅後に真っ黒な壁を見てゾッとしたそう。
※隣の家が建て替えしてから、アパートに歪みが生じたのか、窓が閉まらなくなったり、床に置いたボールが転がるようになった。
※グルガオンのコンドミニアムで、メイドさんがバルコニーに出た途端、猿がアパート内に侵入して食べ物を漁り始めた。