お役立ち情報
2022年7月26日
ご入居までの流れ:必要な書類、費用 (シリコンバレー)
物件ご紹介からご入居までの流れ、費用、必要資料について
ステップ①物件条件の確認
ご要望についてのヒヤリング・お打合せ(間取り、ご予算、学校区、アパート、戸建て、通勤エリア等)を行い、エリアや物件種別などを絞り込んでいきます。最初は赴任日、家族構成、間取り、ご予算、会社までの距離など、大まかなイメージを頂き、その後、弊社より物件、地域、学校区などの情報や物件の写真(動画)などをご提供しながら、日本にいる間に、より具体的なエリア、物件に絞り込んでいきます。特に、ご家族で来られる方は、電話、スカイプ、ラインなどを使い、奥様も含めてお打合せを行い、ある程度エリアや学校などのご要望をご一緒に打合せしながら、方向性を決めていきます。また、単身者の方や企業留学生の方は、この時点で物件を確定して、申込みをする方もいらっしゃいます。
ステップ②物件のご案内
物件を実際にご覧いただきます。特に一軒家、タウンハウス、コンドミニアムのような個人オーナー物件等は内装、家具類はオーナーの意向によって大きくことなります。日本の物件との違いやトラブルになりやすい注意点、周辺環境や生活スタイルの違いなども併せてご案内いたします。
ステップ③お申込み、入居審査
気に入った物件があれば、お申込みの手続き(現地、もしくはオンラインでお手続き) に進みます。ここで重要なポイントとなるのが法人が所有しているアパートメントタイプと個人が所有している一軒家、タウンハウス、コンドミニアムの違いです。
A: アパートメントの場合
アパートメント物件については、お申込みもオンラインで行います。システムに沿ってお手続きを進めるため交渉などもできず、先方の条件に合うかどうかで、決断する必要があります。ご契約書もそれぞれの物件で、書式が確定している為、条文の調整などはできませんが、法律に遵守した内容になっているため、一方的な条項などなく、安心して契約を進めることができます。ただし、入居に必要な金額などは、管理会社のスタッフが手入力で行うため、間違いがないか確認が必要となります。
お手続き:
オンラインでお申込みを行います。(入居日、会社情報、所得情報、現在の住所、過去に強制退去歴、犯罪歴がないかなどの情報を入力します)
お申込費用(40-50ドル/お申込み人):18歳以上のご入居者はすべて入居審査が必要となります。
ホールディング費用:300~700ドル(物件や間取りによって異なります)※こちらは、物件を一時的に確保するための費用となります。24時間以内のキャンセルや審査を通過しなかった場合は、返金されます。入居審査が通過したあとは、デポジット(敷金)の一部として充当されます。
※お手続きが完了した時点で、物件は確保され、通常24時間くらいで入居審査は完了します。また、ご契約書のドラフトなどもこの申し込み後に発行されます。
B:一軒家・コンドミニアム・タウンハウスの場合
個人オーナーの物件は、それぞれのオーナーによってことなりますが、条件、契約内容などの交渉ができます。間に不動産業者がいる場合は、法律に遵守していますが、オーナーが直接募集、管理を行っている場合は、一方的な契約内容になっていたりするので、注意が必要です。特に庭付き物件などは、メンテナンスの責任などがどちらにあるのかを明確にしておかないと、芝生などが枯れた場合に、退去時に請求されることがあります。
お手続き:
お申込み用紙をオーナー側が準備しているので、そちらを記入します。(入居日、会社情報、所得情報、現在の住所、過去に強制退去歴、犯罪歴がないかなどの情報を入力します)
お申込費用は、クレジットスコアが無い場合は、求められないことが一般的です。ホールでイング費用のようなものはなく、契約が確定するまで物件を確保することができません。そのため、オーナーによっては、お申込みの期間を定めて、複数の申込内容から一番良い条件のものを選択する方もいます。
ステップ④ ご契約書の確認、必要書類の提出
入居審査が通過した後、正式に契約を進めるために下記のお手続きに入ります。
契約書が出た時点で、弊社の方でも内容の確認や注意点、アドバイスなどを行わせて頂きます。
A: アパートメントの場合
お申込み内容について間違いが無いかを確認するための下記書類を提出します。
所得証明(オファーレター、Paystub:アメリカの給与明細書 等)、IDのコピー(パスポート、運転免許書等)、ペットがいる場合は、Pet Rabies Vaccination(狂犬病の予防接種)/写真など
上記書類を提出して問題が無い場合、 オンラインにてご契約書が送付されてきます。その内容を確認して問題が無いようでしたら、ご署名を行います。
※基本的に始めてアメリカで生活する場合は、クレジットスコアが無いため審査不可となり、1カ月の追加デポジットが要求されます。
B:一軒家・コンドミニアム・タウンハウスの場合
ご契約書のドラフトがメールなどで送付されてきますので、契約内容に間違いや修正が必要なポイントが無いをを確認します。
問題が無いようでしたら、ご署名を行い、デポジット(敷金)を先方に送ります。このお手続きが完了した時点で、正式に物件確保となります。
※デポジット(敷金)の金額は、1カ月から2か月分のデポジットが要求されます。
カリフォルニア州の法律で、家具無し物件の場合:家賃の2か月分、家具付き物件の場合:家賃の3か月分がデポジットとして預かれる最高金額と決まっております。
ご契約書まで完了し、ご入居するために必要なお手続きに進みます。(アパートメント、一軒家、コンドミニアム、タウンハウスがほぼ同様のお手続きになります。)
●電気、ガス(会社:PG&E、Silicon Valley power)との名義変更を行う。(オーナー名義などで開栓したままになっていることが多いので、名義変更のお手続きを行います。)
SNNが無い場合は、オンラインでの申し込みができないので、パスポートのコピーを頂ければ、弊社が代理で電話にてお手続きすることが可能です。
※クレジットスコアが無い場合は、デポジットを請求されますが、初月の請求書が到着後アメリカの口座で自動引き落とし設定、オンライン請求書を設定するとデポジットが免除されます。
●Renters
Insurance(賃貸人保険):賠償責任の保険が必要となります。
100,000ドル分のLiabilityがついていれば問題なのですが、Additional Interestに管理会社などを加える必要もありますので、注意が必要です。弊社でお手配することも可能です。
●前家賃、デポジットの準備: 入居に必要な前家賃とデポジットのご準備が必要です。最初の支払いのみ、オンラインもしくは、キャッシャーチェック(銀行で発行)の必要があることが多いです。
この初期費用まで、弊社でお立替することが可能です。
●インターネット・ケーブルTVの契約: プロバイダと契約を行いsます。追加費用を払えばモデムもレンタルできます。テクニシャンに
●(下)水道、ゴミ、ガーデナーのお申込み:一軒家、コンドミニアム、タウンハウスの場合、契約の内容によって準備が必要となります。弊社が代理でお手配することも可能です。
●エレベーターの予約: アパート、コンドミニアムの場合、引越し日にエレベーターを予約する必要がある場合がありますので、事前に管理会社に確認を行う必要があります。
ステップ⑥ ご入居
実際にお部屋にご入居となります。入居は事前に管理会社もしくはオーナーと連絡を取り、入居立合いの時間を設定します。
入居立合い時には、前項に記載した「入居に必要なお手続き」にもれが無いかや、物件状態の確認を行います。
この時に‘move-in move-out checklist’ の書類を受け取るので、大体3日以内に物件のコンディションを確認して署名を行い、先方にメールなどで送付します。
弊社の方もご入居立ち合いを一緒に行い、物件のチェックポイントをお伝えさせて頂きます。
move-in move-out checklistのポイント
アパートの場合
1年以上経過した場合、壁などの傷、穴、多少の汚れはwear and Tears :〔通常の使用による〕摩損、摩滅、傷みと判断され、新しくペイントされるので、そこまで気にする必要はありません。一方で、備え付けの家電(冷蔵庫、食器洗浄機、電子レンジなど)の表面の傷などは、修理費が高くつくため、最も気を付けて確認する必要があります。また、すでに傷やシミがある場合、どの程度なのか表現することが難しいため、写真などを一緒にとっておき、退去時に自分の責任ではないことを証明するために保管しておくことをお勧めさせて頂きます。家電のトラブルについては、入居時や入居中に行った場合でも、即対応して頂けるので、ここはそこまで気にせず、安心して入居することができます。
戸建て、コンドミニアム、タウンハウスの場合
オーナー物件においては、壁などを再塗装していることが少なく、前のテナントの状況を引き継ぐことが一般的です。そのため、アパートに比べて、時間をかけて、壁や家電(冷蔵庫、食器洗浄機、電子レンジ、洗濯機、乾燥機)など全体的に穴、シミなどを含めて、細かく記載し、また写真に記録することをおすすめします。また、家電や水の流れなどもしっかりと確認して、トラブルがある場合は、入居時に修理の依頼をしておく必要があります。特にキッチンのディスポーザーは故障することが多いため、水を流しながらつまりが無いかを確認しておくことをお勧めします。