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2021年1月15日
【スターツ北京ブログ/初めての中国で入院&手術】
表題でびっくりされてしまうかもしれませんが、中国で「初入院」「初手術」してきました。病気はただの「結石」だったのですが、石が大きかったこともあり、内視鏡で撤去する手術をしてもらいました。
友人やお客様からも「中国の病院って大丈夫なの」というご心配をおかけしましたが、実際のところ、かなり快適でしたし、安心して過ごせました。なかなか中国で「入院」や「手術」を経験される方も少ないと思うので、赴任者の方や、赴任予定の方にご安心していただくためにも、少しご紹介いたします。
■病院の種類
赴任者の方が病気やケガで病院にかかることになった場合、「総合病院」か「クリニック」で受診をします。「クリニック」は日本語が可能な場所も多く、中国語が話せない方でも安心して受診ができます。施設もかなり綺麗で、対応もとてもいいですが、値段はかなり張ります。赴任者の医療保険に加入していればキャッシュレスでの対応も可能です。風邪や単純な病気、怪我などでしたら、「クリニック」で対応可能です。
大がかりな検査が必要な病気や、手術が必要な病気・怪我の場合は「クリニック」では対応できないので、「総合病院」で受診が必要になります。総合病院は予約が必要になり急にかかることができません。また、基本的には日本語での対応も出来ませんので、赴任者の医療保険のエージェントに連絡をして、予約や翻訳付き添いなどをしてもらう必要があります。なお、「総合病院」ですが、「一般病棟」と「国際医療部」に分かれていて、駐在員の方は、「国際医療部」で受診をします。「一般病棟」は現地の方が利用する病棟で、「国際医療部」は外国籍の方や、現地の医療保険加入者の方など限られた方が受診できます。「国際医療部」の病棟は上記クリニック同様に、施設も綺麗で、待ち時間も短く、対応もとても丁寧です。(※参考に病室の写真と食事の写真を掲載します)
病室の写真
食事の写真
■医療保険の必要性
中国で「クリニック」で診療を受ける際には多額の医療費がかかります。私の経験でも「花粉症で受診・薬購入」で3,000元(45,000円)というような破格です。また、上記でもご説明した通り、「クリニック」以外では、基本的に日本語の対応ができませんので、病院を利用する都度、予約や受診の際に通訳をしてもらう必要があります。渡航前に赴任者の医療保険に加入しているか、保険証が手元にあるか、保険会社の連絡先は把握しているか、などといった点について、念入りに確認をされることをお勧めします。
■コロナウイルスの影響(受診・入院)
コロナウィルスの影響もあり、入院時や入院中の制限もかなり厳格になっています。入院前にはコロナの検査(①血液検査 ②PCR検査 ③肺のCT検査)をして、陰性であることの確認が取れないと入院できません。また入院中のお見舞いや付き添いも出来ません。(入館都度最新のPCR検査結果を持参する必要があり、実質不可能)。中国の防疫対策の徹底ぶりはさすがだと感じました。