お役立ち情報
2021年12月7日
【新規赴任の方へ/お金や電子決済について】
ご存じの方も多いと思いますが、中国は世界の中でも特に電子決済が生活に浸透している国となっており、日常生活において現金やクレジットカードの利用する機会がほとんどありません。新規赴任者の方が中国に渡航された際に、困ることの一つにお金の利用方法が挙げられます。現金やクレジットカード、電子決済についてどのように準備したら良いか分からないという方も多いと思いますので、こちらで下記の通りご説明いたしますので、ご準備にお役立てください。また、弊社では、中国に赴任されてから、銀行口座の開設や、電子決済用の携帯アプリの利用方法などのご説明など、サポートも行っておりますので、必要な方はお気軽にお申し付けください。
■現金やクレジットカードの準備について
現金について
電子決済ができない場合、一番活用しやすいのが現金です。赴任後に買い物やタクシーや地下鉄利用などの際には現金を利用することをお勧めします。なお、タクシーや地下鉄では100元の利用ができないケースがあるので、10元以下の紙幣も用意しておくことをお勧めします。現金の利用を敬遠されるケースはありますが、いまだに現金は利用可能です。
クレジットカードについて
中国では電子決済は当たり前に利用されている反面、クレジットカードの利用頻度は多くありません。クレジットカードが利用できない機関が多く存在します。(※タクシーや一部の単価が安い飲食店など、単価が安いお店などはほとんど利用不可、もしくは利用を嫌がられます。)またUnionPay(银联/銀聯)以外のブランドは使えないお店もあるので、クレジットカードを利用する必要のある方は、 UnionPay(银联/銀聯)のクレジットカードをあらかじめ作成しておくことをお勧めします。また、最近、外国人は中国でクレジットカードの審査がほとんど通らないため、中国に来てからクレジットカードを作るのは、かなり困難です。クレジットカードが必要な方は、日本滞在時に作成し、持参するようにしてください。
■中国で利用する電子決済について/赴任直後に利用できる電子決済サービスについて
中国における電子決済は携帯電話のAPPである「WeChat(微信)」と「支付宝(AriPay)」のどちらかを利用して行います。ただし、どちらのサービスも、中国の銀行口座がないと利用できないため、ご赴任直後には利用ができず、生活に支障が出てしまいます。2019年10月から、下記「支付宝」のTourPassという新しいサービスが始まり、日本のクレジットカードを紐づけて「支付宝」で電子決済ができるようになりました。渡航前に準備していただくことで、赴任直後から電子決済が利用できるようになりますので、是非ご活用ください。
→「WeChat」と「支付宝」のAPPをダウンロードについて
駐在員必須アプリ(APP)|スターツ北京 (starts.co.jp)
→「支付宝」のTourPassの利用法について
AliPay - 中華ライフハック (clifehack.com)
■銀行口座の開設について
駐在員の方は、お勤め先にて給与支払い用の銀行口座を、ご赴任後に作成してくれることが一般的です。赴任後1~3週間ぐらいかかるのが一般的のようです。キャッシュレス(電子)決裁を開始するのには中国の銀行口座が必要になるので、早めに口座作成ができると、その後の生活もスムーズになります。
帯同家族(特に奥様)の口座作成は会社側で対応してくれないケースもあります。また奥様は中国でお仕事をしないケースが一般的なので、口座の作成に一定のハードルがあります。作成のルールや必要書類を弊社のHPにまとめております。弊社で口座作成のお手伝いも可能ですのでお困りの際はご用命ください。
→銀行口座開設に必要になる書類について
銀行口座の開設について |スターツ北京
(starts.co.jp)