通勤ラッシュの時間帯は特に、空いていれば15分で済む片道15キロが、

3倍、4倍とかかってしまうことも珍しくありません。

代替として、シェアバイクやスクータービジネスが発達していて、

いつでもどこからでも、簡単にアプリ一つで使えるような状態ではありますが、

電車の本数も少なく、日本の都市部と比較すると質も低く地元民は使いたがりません。

そのため、依然通勤には車が基本。

街に立ち込める渋滞に対するストレスから、イーロンマスクが、渋滞回避要の地下通路を作ると意気込むほど。

そんなイーロンマスクの勢いのある発言や挑戦に対して、

地道に、そして着実にロサンゼルス市による鉄道開発も進んでいます。

来る2028年ロサンゼルスオリンピックに向けての整備、とも言えるかもしれません。

注目すべきは、空港からの一本と、ダウンタウンからサンタモニカビーチまで伸びる1本。

この増設は、2025年頃の完成を予定しています。

これによって渋滞が少しでも緩和されればと、ＬＡ在住者は願っていることと思います。

また、鉄道延長で影響のある住宅エリアは、カルバーシティやイングルウッドあたりではないでしょうか。

この2箇所は、鉄道のみならず駅前開発もすすんでおり、マンション・ショッピングセンターの建設が進んでいます。

イングルウッドに関しては、ＮＢＡのクリッパーズとＮＦＡのラムズスタジアムの建設も進んでおり、

街全体が大きく変わろうとしています。

ラムズのスタジアムは2020年完成予定、クリッパーズは2024年に移転予定ですので

鉄道の完成する2025年には、今とは違う住環境が広がっていることと思います。

カルバーシテイでも、ＡｍａｚｏｎＳｔｕｄｉｏの拡充やＨＢＯの移転、

Ivy Station という巨大混合型施設の建設が進んでおり、道路の拡充等含め、

市全体でより良い住環境づくりに取り組んでいます。

完成時にはガラッと雰囲気が変わり、住み良くなることで、住宅価格の向上も期待できそうです。