アメリカには日本の国民健康保険制度のようなものがなく、

公的医療保険制度は、高齢者・障がい者・低所得者を対象としたもののみです。

これらに該当しない場合は、民間の保険に加入しなければなりません。

加入方法は、「雇用主経由での団体医療保険への加入」「個人での医療保険への加入」

「政府または州の医療保険の加入」の3種類です。

例えば、カリフォルニア州で個人で保険に加入する場合には

CoveredCaliforniaという保険取引市場で複数の保険会社のプランを比較できます。

【3種類の保険ネットワーク】

・HMO （Health Maintenance Organization）

かかりつけ医（Primary Care Physician）を決め、

原則的にその主治医を通して治療を行うシステム。

・PPO　(Preferred Provider Organization)　

保険会社と契約したネットワーク内から好きな医療機関を選べ、

ネットワーク外の医療機関を利用した場合には自己負担が通常より高くなるというシステム。

・EPO（Exclusive Provider Organization）

医療機関をネットワーク内から好きに選べますが、

緊急時を除いて、ネットワーク外の医療機関には保険が適応されないというシステム。

尚、歯科治療や眼科検査は医療保険に含まれないので必要な人は追加で加入します。