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2024年6月22日
LAのOFFICE、空室率は上がる一方
ロサンゼルスのオフィス市場は、2020年以降上がり続け、経済の不透明感からか、2024年6月中旬には、地域の平均空室率が16.1%に達しています。
去年の同じ時期には14.6%でした。
COVID-19のパンデミック前に結ばれた多くのリース契約が切れ、企業はハイブリッドワークを取り入れてオフィススペースを縮小していることも大きく影響しているものと思われます。また、エンターテインメントやテクノロジーの分野での雇用増加と仕事の減少が、地域のオフィス需要を抑えているようです。
このリース活動と需要の減少は、特に2023年第4四半期と2024年第1四半期に見られました。この期間にロサンゼルスで契約されたリース面積は2015年から2019年の5年間の年間平均の約80%相当。多くの企業がリース契約の終了や移動の際にオフィススペースを手放し、それをサブリース市場に出しています。
ロサンゼルスカウンティには現在、1250万平方フィートのサブリース可能なスペースがあり、これは市場のオフィススペースの2.8%を占めています。この数字は、2020年初頭やそれ以前の広告された平方フィートの倍以上で、記録的な高さで、最近では空いたオフィススペースを有効活用するために、貸し倉庫に転用しての運用なども増えてきています。
不動産情報会社であり多くの商業用不動産の統計データを扱うCoStarは、ロサンゼルスのオフィスの空室率は今後も上がり2024年末までには17%に達すると予想しています。
参照:https://product.costar.com/home/news/1238643065