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2023年1月27日
暖房方式の違いと暖房料金の急騰
ソウル在住の皆様
旧正月明けの今週はソウルの最低気温がマイナス17℃を記録するなど寒波が猛威を振るっていますが、いかがお過ごしでしょうか。
韓国はオンドルと呼ばれる床暖房が全ての住宅に備え付けられているのでオンドルのスイッチさえONにすれば室内はポカポカになるわけですが、温度設定を高くすればするほど暖房費も高くなるわけですからご注意ください。
このオンドルは床下を通るオンドルのお湯を沸かす方法により個別暖房と
地域暖房に分かれますが、各家に個別ボイラーがついてある家はガスで
ボイラ内のお湯を沸かし床下に通すのでガス料金が請求されます。
主に戸建て住宅やビラと呼ばれる低層集合住宅に多く見られる方式です。
地域暖房とは区や市単位でお湯を沸かし地下パイプで各マンション団地へ送る方式で、各家にはボイラーはなく、毎月の管理費に暖房費用として使用量に応じて課金されます。
【家庭用ボイラー】
【地域暖房公社】
ガス料金や暖房料金は生活必需品ということで今までは安く提供されていましたが、ウクライナ戦争等の影響によりガスの輸入料金が高騰していることから各家庭の暖房費用にも影響が出ており、通常35万ウォン前後だった冬季の管理費が55万ウォンほどに値上がりしたという方もいます。
急激な暖房料金の値上がりは社会問題化しており、低所得層は割引率を2倍にするなど対策も講じられていますが、当面の間の値上がりは避けられなさそうです。
皆様も暖房の使い過ぎには気をつけてください。
スターツインターナショナルコリア㈱