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お役立ち情報
2021年7月19日
シンガポールの生活事情
<気候>
シンガポールは熱帯モンスーン気候に属しているため、年中高温多湿です。雨季と乾季に分かれおり、10〜3月の雨季には雨が多く、気温もいくらか下がります。一方、4〜9月の乾季は雨が少なく、空気も乾燥しており、特に6〜8月にかけては日差しが強くなります。ただし、乾季であっても1〜2時間で雨がカラッとあがるスコールは頻繁にある為、折り畳み傘等の雨具の携帯が必要です。建物の中はエアコンが強めに効いている所が多いので、すぐに羽織れるジャケットやカーディガンがあると良いかと思います。また、特に乾季は日差しが強烈なので帽子や日傘などもあわせてご用意されることをお勧めします。
<地理>
シンガポールは東南アジアのほぼ中心に位置しており、63の島からなる国です。国土面積は世界175位で、東京23区とほぼ同じ広さです。近隣諸国へもアクセスしやすい立地である為、国際企業のアジア拠点として人気のある国で、人口密度は世界第3位です。
<歴史>
1819年イギリス東インド会社のラッフルズが中継港建設の場所を探してシンガプーラ(獅子の町を意味する)に上陸しました。ラッフルズはシンガプーラを英語風のシンガポールに改め、都市計画の図面を引き、無関税の自由港政策を定めて、シンガポール繁栄の礎を築きました。その後1858年、東インド会社の解散に伴い、海峡植民地は、イギリス政府の直轄植民地となりました。この頃から自由貿易港の魅力に引かれて、東南アジア各国、中国、インドなどから多くの商人が移り住み現在の多民族国家であるシンガポールが出来てきます。
1942年シンガポールは日本軍に占領され、終戦までの間日本軍政が敷かれました。その後日本の敗戦によりイギリス統治が復帰します。1955年に部分自治が認められ1959年にシンガポールは完全自治に移行しました。1963年シンガポールはマラヤ(シンガポール半島)と合併してマレーシア連邦の一州となりました。しかし、シンガポール州政府とマレーシア連邦政府がしばしば対立したため、1965年にシンガポールが独立し現在のシンガポール共和国となりました。
<民族>
シンガポールは多民族国家で華人系75%、マレー系14%、インド系9%、そのほか2% となっております。また各国からの駐在員も多く、3万2,743人(2022年10月1日現在)の日本人がシンガポールで暮らしています。
<政治>
シンガポールは「人民行動党」の事実上、一党独裁政権です。野党の存在は認められていますが、言論は大きく制限されています。選挙は国際的に独裁政権である事の批判を避けるため、形式的に行われているきらいがありますが、市民は経済的にも安定した生活を享受しているため批判は少ないです。
<物価>
近代的な都市国家シンガポールにおいて、物価は日本の大体2~3倍です。税制が有利ですが、不動産及び車に関してはかなり高額になります。準タックスヘイブンとして有名なシンガポールですがGSTという消費税が9%あります。外食もレストランや日本のチェーン店は日本の数倍の予算が必要になりますが、ホーカーなどの屋台料理はSGD5〜7とリーズナブルにローカルフードを味わう事ができます。但し、税金の関係で酒、タバコ等に関しては非常に高額になっており日本の数倍以上の価格がします。