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2020年5月29日
次の行先はギリシャ?-チャイナマネーの行く先-
かつては日本国内でも中国人の「爆買い」が報道されていましたが、今そのチャイナマネーは世界のどこに向かっているのでしょうか?
チャイナマネーを追え、とも言われるほど、中国人による消費や投資は各地で非常に重宝されており、
勿論ここロサンゼルスでも留学や旅行客として中国人の割合は高く、その需要がもたらす影響は絶大です。
不動産に関しては、2018年4月から2019年3月の期間、全体取引の約5%、合計77.9憶ドルが海外投資家による取引だったいう統計結果が上がっています。
その中で中国は一位の13.4憶ドルで約17%を占めます。
ただし、その後貿易戦争、そしてコロナ問題と続いていますので、2019-2020年の数字はまた別物で、2009年以降最低の記録を出しているとのこと。
では、この間チャイナマネーはどこへ向かっているのでしょうか?
統計的な数字は発表されていないながらも、あらゆる海外不動産ニュースに目を向けていると、最近はどうやらギリシャに注目しているようです。
投資によるゴールデンビザ*の取得しやすいギリシャ不動産への問い合わせは、2019年の1Qに比べ2020年1Qは2倍にも跳ね上がったとのこと。
そして、同記事内で、過去には4割程度だったゴールデンビザ付与の割合が、2019年においては約8割が中国人だったと発表されています。
ギリシャではコロナの影響が極めて少ないことも非常に高く評価されているそうです。
このまま行けば従来人気のあった米国やイギリスを追い抜くこともあり得るかもしれません。
これが、日本人投資家の方にとって何を意味するかというと、米国不動産投資において競争相手が少ない状況で市場に参戦できるということ。
中国人は交渉ごとなど購買力に強く、判断に慎重な日本人はスピード面で負けてしまい、良い物件を逃してしまうことも少なくありません。
競争相手が少ない中では、すこしゆとりのある環境で購入判断をすることができる絶好のチャンスとも言えます。
*ゴールデンビザ:一定額投資をした場合に居住権を得られるプログラム。
https://www.goldenvisas.com/citizenship-by-investment-greece
参照データ
Profile of International Activity in U.S. Residential Real Estate
Chinese investment in US drops to lowest level since 2009
https://www.usatoday.com/story/money/2020/05/11/chinese-investment-us-drops-lowest-levels-since-2009/3108047001/
Chinese investors take a shine to Greece’s ‘Golden Visa’ scheme
https://www.scmp.com/news/china/money-wealth/article/3037102/chinese-investors-take-shine-greece-golden-visa-scheme
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