Loading…
お役立ち情報
2019年9月8日
ロンドンウエストエンド・ミュージカル
ウエストエンド・ミュージカル
ロンドンのウエストエンドといえば、ニューヨークのブロードウエィに並ぶミュージカル・演劇で有名なエリア。40ほどの劇場があり、ウエストエンドエリア外は「オフ・ウエストエンド」と呼ばれ400近くの劇場があります。その他にもオフ・ウエストエンドと同じく小さな劇場やパブで上演されるものを「フリンジ」とも言いますが、フリンジはロンドン郊外にある劇場を指しています。
レ・ミゼラブルやキャッツ、オペラ座の怪人などは日本でも有名ですが、先週とても面白い“さすが英国!“というミュージカルを観てきました。
タイトルは -SIX(シックス)―。この数字の6が何を意味しているのかというと。。
イングランド王ヘンリー8世の6人の妻たちの数なのです。この6人の妻たちとヘンリー8世の愛憎劇をミュージカルに仕立て、妻6人だけが歌って踊るという英国ならではの人気ミュージカルです。
ちなみに最初の妻Catherine of Aragon(キャサリン・オブ・アラゴン)とは離婚。二番目の妻Anne Boleyn(アン・ブリン)は斬首刑。三番目の妻Jane Seymour(ジェーン・シーモア)は病死。四番目の妻Anna of Cleves(アナ・オブ・クレーブス)とは離婚。五番目の妻Katherine Howard(キャサリン・ハワード)は斬首刑。そしてヘンリー8世の最後を看取った妻が六番目Catherine Parr(キャサリン・パー)です。
彼女たちがそれぞれ現代人に姿を変え、声高らかに自分の人生を、Divorced! Beheaded! Live! (離婚!斬首刑!生きている!)などと歌い踊る姿は圧巻でした!
またチケットを予約する際に -Sing-Along Performance- と書いてある日を選べば一緒に歌ったり踊ったりしてよいので、その日は皆それぞれの衣装に身を包んだ観客(妻?)達で劇場はさらに盛り上がります!
ちなみにこのミュージカルの脚本家であるToby Marlowは、彼が英国ケンブリッジ大学に在学中にこの脚本を書き、同じくケンブリッジ大学で出会った友人のLucy Mossとともにミュージカルを実現させたということで、これまた英国らしき話です。
Six the Musical WEBサイト <https://www.sixthemusical.com/london>