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2020年3月2日
新型コロナウイルスに関して・イギリスでは。。
新型コロナウィルスが日本でも猛威をふるっているニュースはここ英国でも耳にします。 ここロンドンでも留学中の学生さんたちがイースター休暇に日本へ帰国することが禁止されたり、企業の方々のロンドン出張がキャンセルされたりと少なからずとも影響は出ています。 にもかかわらずロンドンではまだまだ危機感がなく、街中や電車の中、人込みでもマスクをしている人を見かけることは未だにほとんどありません。手遅れになる前に他国の状況をもとに一人一人ができる限りの対策を取るべきなのですが。。 先日、知人のI氏がひどい目にあいました。予防のためにマスクを着けての帰宅途中、通行人の方から嫌な思いをしたそうです。 言い返したところで彼らに正論が通用するわけもなく、I氏はグッとこらえて静かに立ち去ったそうです。他にも胸ぐらをつかまれてののしられたり。。ウィルスだけでなく、このまま差別的風潮が広がらないことを願います。
マスクの観念がここでは日本と違うため、マスクをして保護・予防という習慣がありません。 マスクをしている=病気をもっている、今回でいえば感染している可能性があるという見方がされがちなのです。 ただただこれ以上の感染者や死者が世界中で出ないことを願うばかりです。 参考までに、2月28日に在英国日本国大使館より発表されました 新型コロナウイルスに関して英国政府による特定国・地域からの渡航者に対する新たな方針 をお知らせします。 2月25日,英国政府は,現在新型コロナウイルスの影響を大きく受けている国をカテゴリー1と2に分類し,これら特定国・地域から英国に入国する者(英国籍者を含む)に対する新たな方針を発表しました。この方針について詳しくお知りになりたい方は,次の英国政府ウェブサイトに掲載の「Returning
travellers」欄をご覧ください。
https://www.gov.uk/guidance/coronavirus-covid-19-information-for-the-public
As of 01 March at 9am, a total of 11,750 people
have been tested in the UK, of which
●カテゴリー1に属する国・地域
2月19日以降,次の国・地域から入国した者は,特段の症状がなくとも,直ちに屋内に待機し,他人との接触を避け,国民保健サービス(NHS)専用ダイヤル111まで連絡すること。ただし,(1)中国の湖北省については過去14日間以内の入国とする。
(1)中国の湖北省
(2)イラン
(3)韓国の大邱市及び青道郡
(4)封じ込め対策中の北イタリアの諸地域(Lombardy州のCodogno,
Castiglione d’Adda, Casalpusterlengo, Fombio, Maleo,
Somaglia, Bertonico, Terranova dei Passerini, Castelgerundo, San Fiorano及びVeneto州のVo)
●カテゴリー2に属する国・地域
過去14日以内に,次の国・地域から入国した者で,咳や熱,呼吸困難の症状が見られる場合には,直ちに屋内に待機し,他人との接触を避け,国民保健サービス(NHS)専用ダイヤル111まで連絡すること。ただし,北イタリア,ベトナム,カンボジア,ラオス及びミャンマーについては2月19日以降の入国とする。
(1)カンボジア
(2)カテゴリー1で指定の湖北省を除く中国
(3)香港
(4)カテゴリー1で指定の諸地域を除く北イタリア(ピサ,フィレンツェ,サンマリノを結んだ線より上側)
(5)日本
(6)ラオス
(7)マカオ
(8)マレーシア
(9)ミャンマー
(10)カテゴリー1で指定の大邱市と青道郡を除く韓国
(11)シンガポール
(12)台湾
(13)タイ
(14)ベトナム
このカテゴリー表及び中国,韓国,イタリアの区分を地図でご覧になりたい方は,次の英国政府ウェブサイトをご覧ください。
https://www.gov.uk/government/publications/covid-19-specified-countries-and-areas/covid-19-specified-countries-and-areas-with-implications-for-returning-travellers-or-visitors-arriving-in-the-uk
英国政府で3月1日現在公表されている患者数は下記の通り、11,750人がテストされ、そのうち35人がポジティブということで、現在1月末に低レベルから中レベルに引き上げられて以来変化はない状況です。