お役立ち情報
2020年7月24日
ケーススタディ1 不動産の運用方法 (ロンドン 不動産)
ロンドンにご自身が所有するフラットに15年間お住まいだった日本人ご夫婦(Y様)が日本に帰国するにあたり、ご帰国後の不動産を売却したいとご相談がありました。
ご家族の事情で急いで日本に帰国する必要があり、1度だけお会いしその後はメールと電話でのお打ち合わせとなりました。
その後物件を確認し
③長期での賃貸の可能性、②短期での賃貸の可能性、①売却の可能性のご提案を行い検討へ。それぞれの方法やメリット・デメリットをまとめる…
【①売却】
ご購入時よりも高く売却できる相場感。
・購入時との為替差損益の検討。
・基本的に購入需要は高いのでいつでもお客様の好きなタイミングで売却は可能。
【②賃貸(短期貸し)】
最寄りの駅はターミナル駅ではないもののゾーン1、主要メトロ駅の徒歩5分程にあり短期貸しの需要も高い。そのため取引のある短期貸しを専門に扱っている会社に確認すると具体的な賃料の提示を行う。
・長期貸しに比べ1日当たりの得られる賃料は高い。
・不特定多数の方が利用する。
・マネジメント会社や物件により制限がある。
・1年間で可能な日数が決まっているなど運用方法に制限がある。
・空いている期間は自身が利用することが出来る。
【③賃貸(長期貸し)】
日本人に限らず単身者にも人気があるエリアである常に高い需要がります。
募集管理はお客様入居後の物件管理やメンテナンスを我々スターツが行います。また海外に住む不動産所有者の方にも定期的な送金、毎月の収支報告書の提出をします。
・大家さんの手間はかからない。
・長期に渡る安定した収入を得ることが出来る。
・短期貸しに比べ1日当たりの得られる賃料は下がる。
・Reference(身元や所得など)が確認できている特定の人が滞在する。
これ以上にも売却の際のキャピタルゲイン税や賃貸運用した場合の各種税金及び基礎控除など各種税金の考慮をする必要があります。
検討の結果、まずは1年間賃貸に供して運用しようという結論に至りました。
ほどなく弊社とお取引のある企業様で1年契約が決まり、今も入居中で運用されています。
なおY様は美術関係の仕事をされており来年はしばしばロンドンに来る予定があるので、一旦は短期貸しフラットを運用し自身もロンドンに来た際には利用できるように考えられています。
運用方法は物件の場所や種別にもよりますが、一番はお客様の状況やバックグラウンドが一番大きなポイントです。
その上でスターツがお役にたてることがあるのならば、スタッフ一同、喜んでいただけるよう取り組んで参ります。