Loading…
お役立ち情報
2020年10月8日
【コロナ禍】マルチファミリーの売上げ規模上昇中都市!
以前、不動産価格の上昇について書きました。
前回記事は、シングルファミリーホームについて書きましたので、ローカルの実需用住宅としての需要と供給が関係しますが、今回はマルチファミリーについて書きます。
マルチファミリーは2戸以上からなる建物が該当しますので、その場合は、売買当事者は投資家が中心になります。
全米にわたり、マルチファミリーの取引数、売上高は2020年に入ってから大きく減少しており、投資家の動きが慎重になっていることが推察できます。
2019年 4Q 46Billion ドル
2020年 1Q 34Billion ドル
2020年 2Q 13Billion ドル
2020年 3Q 18Billion ドル
パンデミックの影響を受けた2020年2Qからは回復の兆しを見せていますが、2019年4Qの46Billionからはまだ大きな減少となっています。
その中でも、ロサンゼルスでは全米TOP2の売上高をはじき出しています。
また、過去5年間の平均と比べて、コロナ禍の今2020年3Q の方が売り上げが上回った市もあります。
ノースカロライナ州のシャーロット、そしてミズーリ州のセントルイスです。
主に州外からの投資によって上がった売上だとのこと。
これらの都市を筆頭に、他にほんのわずかなマイナスで済んでいるのはテキサスやテネシー州など主にサンベルトエリアに位置する州であることがわかります。
逆に、減少が最も大きかった順に見てみると、
観光ビジネスを中心としているフロリダのオーランドが1位。
ウォルトディズニーによる2.8万人解雇のニュースは、オーランドは勿論カリフォルニア州のオレンジカウンティにも影響している可能性があります。
他にも、ニューヨークやシカゴなどの大都市で本来ゲートウェイ都市として活躍する市が目立ちます。
国際間の動きが鈍るコロナ禍においては、その影響を直接受けているとも言え、今回のような時期においては目立った特徴はないものの住み心地の良いエリア、が底力を見せているように感じます。
参照)