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2021年8月12日
【2021年8月】カリフォルニア不動産マーケット
前回の記事では、全米の不動産マーケットの伸びをお伝えしました。
ここカリフォルニア州でも同様の動きで、価格や取引数は前年比の約+30%を記録しています。
中でも動きが活発なのが、ロサンゼルスのある南カリフォルニアで、パロスバーデスというエリアでは前年比+48%と、カリフォルニアで最も高い伸び率。
パロスバーデスはここ▼
8月現時点では、売出物件数が増加傾向にあることと、住宅ローンへの申込者数が減少していることから、
2021年後半では価格上昇は抑えられるだろうと予想されています。
住宅ローン申込数減少▼
また、先月お伝えしました、モラトリアム期間(賃料滞納を理由に賃借人を追い出せないルール)については、7月末での終了とはならずに9月末まで延長となりました。
ホームレス問題の改善にロサンゼルス市だけでも約1兆円の予算を割くなど、州を上げて力を入れている中で、増加のきっかけになることはできるだけ避ける運びのようです。
そういった事情もあり、居住用不動産マーケットは先述のように過熱しておりますが、投資用アパートなど商業用不動産は価格上昇は抑えめです。
上記モラトリアム期間の延長もありますので、投資物件の購入時には滞納者がいないか、エリア特有のパンデミックに関する特例が無いかなど、通常時以上に入念なチャックが必要ですね。