お役立ち情報
2017年5月24日
マレーシア・クアラルンプールの生活インフラ(水道・電気・ガス等)
<水道>
<飲料水>
<電気>
マレーシアは240ボルトですので、日本の電気機器はそのままお使いいただけません。日本から電化製品を持ち込む場合、240ボルト対応でない製品は必ず、ステップダウントランスフォーマー(降圧トランス)が必要となります。
降圧トランスはマレーシアでも調達可能です。日本から持ち込む場合は、発熱機器専用品と表示されている場合、接続時に瞬間的に240ボルトが流れる製品があります。これらにオーディオ機器等を接続すると故障の原因となりますのでご注意ください。
ご家庭等でのコンセント形状はいくつかありますが、変換用のプラグが販売されています。また、コンセントについているスイッチは、感電防止対策です。コンセントのスイッチを入れないと電気が流れませんのでご注意ください。240ボルトの電圧は感電事故の場合重大事故になる恐れもありますので、コンセントの抜き差しの際は、スイッチを切る習慣をつけることをお勧めいたします。
電気料金は、単位当たりの金額でみると日本の半額以下ですが、一年中エアコンを利用する環境かつ、部屋の面積が広いことなどから、かなりの金額となる場合がございます。また、湯沸かし器はほとんどの場合電気式となり、電化製品の中では電気消費量が大きいため、電気の切り忘れにご注意ください。生活スタイル等により金額は異なりますが、日本人ご家族のコンドミニアム滞在で、月額RM200~RM600程度が一般的です。また、電気料金は、KL市内中心部(商業地域)と郊外の住宅地域とで基本料金が異なります。日本と同様、ブレーカー容量によっても基本料金は異なります。
<ガス>
マレーシアは一部の地域を除き、都市ガスのインフラがあまり整っていません。多くの場合、コンドミニアムごとにプロパンガスをセントラルガスとして各居室に送っているか、各部屋ごとにプロパンガスのタンクを設置している場合が多い状況です。各部屋ごとにタンクが設置されている場合、ガスの補充等は比較的簡単に依頼することができます。プロパンガスのタンクは、「シリンダー」と呼ばれます。
日本と異なり、ほとんどの場合、湯沸かし器が電気式となるため、ガス利用料金は非常に安いといえます。一般的な日本人ご家族のコンドミニアム滞在で、月額RM10~RM25前後が標準です。ガスタンクの場合は、1回の交換当たり、RM20~RM50前後となります(容量や配達方法等により異なります)。
<下水道>
下水道利用も日本と同様に有料となります。下水の請求書は、2~3か月に1度の発行となります。利用料金は、月額基本料金で約RM8~RM12前後が一般的です。
<契約について>
日本と異なり、コンドミニアム等の住居では、電気・ガス・水道・下水道の契約は、オーナー名義で行われます。したがって、入居時に開栓手続きを行わなくても、すぐに使える状況となっています。各請求書はオーナー名義で届けられますので、これに従って、入居日以降の分の支払いを行います。入居前の料金と入居後の料金の切り分けは、入居時に行われるメーターリーディングの数値(契約書別紙等に記載されます)に基づき行われます。スターツで住居をサポートさせていただく場合、入居後、最初の請求書のコピーをお送りいただければ、切り分け後の負担金額をご連絡させていただきます。
<公共料金の支払い>
電気・ガス・水道等の公共料金および電話やインターネット等の支払いは、POS(郵便局)を利用すれば、キャッシュでのお支払いが可能です。銀行口座をお持ちの場合は、電子送金による支払いが便利です。日本で一般的な自動引き落としやカードからの自動支払いもありますが、滞在期間が3年~5年程度の赴任者の場合は、帰任時に解約手続き等を忘れると、日本帰任後も引き落としが継続されてしまうため、注意が必要です。また、解約手続きをきちんとしても、実際に解約になるまで数か月かかる場合もありますので、あまりお勧めいたしません。