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お役立ち情報
2017年5月25日
マレーシアの通信インフラ(電話・インターネット・スマートホン)
<電話>
ご家庭に電話回線を引くには、ほとんどの場合、インターネットとセットになった格安のパッケージをお勧めしております。インターネットを引かずに、電話回線のみをご希望の場合は、工事費とディポジット(保証金)が必要となる場合があります。
<インターネット>
マレーシアのインターネット環境は、一般的には30~50MBPSとなり日本のギガ環境と比較すると非常に遅く感じられますが、ハイビジョン映像の転送等でも、30MBPS程度の速度があれば可能ですので、家庭用として特殊な使い方をしない限り、大きな問題は発生しないと思われます。ただし、これらはベストエフォートとなりますので、週末の夜などのトラフィック集中時にはスピード低下によりフリーズ等が発生するケースもあります。
インターネットの回線提供業者は数社あります。コンドミニアムによって、利用可能な業者が異なりますので、ご注意ください。利用可能な回線業者は、各マネジメントオフィス(管理事務所)で確認可能です。弊社で物件手配をさせていただいている場合、弊社にてインターネットの設置申請も代行させていただくことが可能です。
各業者ごとに、様々な割安なパッケージがあります。このパッケージには、インターネット回線の他、WiFi、ケーブルTV、電話回線等が含まれます(別料金となる場合もあります)。回線スピードも30MBPSから各種お選びいただけます。
2017年現在、ご家庭で利用可能なもっとも高速な回線は500MBPS(ベストエフォート)となりますが、提供可能な業者やパッケージは限られ、価格も他より高めとなります。
パッケージの中には、月ごとのデータ転送量の上限(クォータ)が決められているプランがあることにご注意ください。上限を超えた場合、追加料金を支払わないと高速接続ができなくなります。大量の動画等のやり取りを行う場合は、この点ご注意ください。
インターネット利用時の制限は特にありませんが、ポルノやギャンブル等の有害サイトについては、規制がかかっておりアクセスできません。
また、街中では日本と同様、無料のWiFiも普及しています。
<携帯電話・スマートフォン>
マレーシアでのスマートフォン普及率は大変高く、また、SMS(Short Message Service)はプライベートはもちろん、仕事での連絡にも頻繁に使用されています。
携帯電話の契約は、プリペイド方式とポストペイ方式の2つがあります。
プリペイド方式は、自分の好きな携帯電話を購入し(街中で数千円から多数販売されています)、SIMカードと呼ばれる電話番号等が登録されたチップ(携帯電話購入時に同時に購入できます)を差し込むだけで使えるようになります。事前に「トップアップ」と呼ばれるチャージを行うことにより、その金額範囲内で国際電話も含め、自由に使えるようになります。日本の携帯電話は、ほとんどがSIMロック(携帯電話本体と通信会社が連動している形式)ですが、マレーシアで販売されているものは通常、SIMフリーですので、SIMカードを変えることにより、同じ電話機でも電話番号や通信会社を自由に変更することができます。2つ以上のSIMカードを挿入して、1台で2つ以上の携帯電話番号を使えるようにする機種も発売されています。
SIMカードは、空港でも販売されていますので、短期滞在時にSIMフリーの携帯電話をお持ちであれば、高額なローミングを行わなくても、マレーシアの携帯電話番号を簡単に入手できます。
トップアップはコンビニ等で携帯電話を使って行う方法と、トップアップカードと呼ばれるカードに記載された暗証番号を打ち込んで自分で行う方法があり、また、携帯電話販売店舗でもやってもらえます。銀行口座があれば、電子送金でもトップアップ可能です。
ポストペイ方式は日本と同じように、使った金額だけ後で請求書が送られてくる方法です。チャージ金額を気にしながら電話する必要が無いので、頻繁に利用される場合は、こちらの方が便利です。インターネットサービスとセットになっているケースが多く、電話料金が無料(国際電話を除く)の特典など、様々なパッケージがあります。ポストペイの契約は、街中の携帯電話販売店ではなく、通信事業者の店舗で行います。スマートホン本体とセットで安く販売されているもののあります(この場合も本体は通常SIMフリーです)。基本契約は2年単位となり、短期解約の場合は違約金が発生しますのでご注意ください。また、契約には保証金が必要です。保証金の額はパッケージ内容等により異なりますので、各通信事業者の店舗にご確認ください(保証金は解約時に返金されます)。契約時にはパスポートの他、ビザ(ワークパーミットや長期滞在ビザ等)が要請される場合があります。
スマートホンの中には、日本語に対応していないものもありますのでご注意ください。日本語非対応機種では、文字化け等により日本語でのSMSができません。
通信業者はCelcom(テレコムマレーシア)、Maixis、Digiが大手3社となります。